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TWI Global Business (Div. of Teruko Weinberg Inc.) ニュースレター第三号 3/16/2016

目次:

1. TWI GLOBAL BUSINESS事業案内

―― 米国及び中南米向けリサーチ・コンサルティングサービスをご提供

2.中南米市場、ここがポイント

一口スペイン語講座:動詞の活用――スペイン語学習の大きな壁

 

1.TWI GLOBAL BUSINESS事業案内

世界一の経済規模を誇る米国、その南には新興市場の中南米地域が広がります。

これら有望市場へのアプローチの際には言語・文化の違い、地理的距離、異なるビジネス慣習といった多くの障壁に直面します。

米国・中南米に関心はあるものの、足がかりを見い出せずにお困りの方。現地取引相手やパートナーのサーチ、市場調査、進出のための事前調査などをご希望の方はいらっしゃいませんか?

TWI Global Business(Div. of Teruko Weinberg, Inc.)では10年以上の中南米での経験、同地域に幅広いネットワークを持つスタッフがお客様のビジネスを全力でサポート致します。どうかお気軽にお問い合わせください。

担当者:Executive Researcher/Consultant 水野 亮

経歴:米国、ブラジル、ドミニカ共和国、ニカラグア、タイなどにおいて政府機関やマーケットリサーチ会社での駐在経験、前職の日本貿易振興機構(ジェトロ)在勤中には東京本部やニューヨーク事務所にて中南米・米国市場や通商政策などに関する調査業務に従事。中南米・米国地域に幅広い人脈を有する。米コロンビア大学国際関係・公共政策大学院卒。著書には「中南米ビジネス拠点の比較と米国企業の活用事例」「米国からの中南米市場戦略」「FTAガイドブック2007」「FTA新時代」「ブラジルの電力危機」など多数。

事業概要:マーケットリサーチ、現地取引先・パートナーサーチ、輸出入促進支援、企業信用調査・デュー・デリジェンス、情報提供サービスやセミナー含む各種イベントの開催など

 

2.中南米市場、ここがポイント

TWI GLOBAL BUSINESSは月二回のペースで米州地域の政治経済やビジネスに関する要約記事を皆様にお送りしています。今回はその第三号をお届けします。

ポイント1.NAFTAとアジアのサプライチェーンが融合 ~環太平洋パートナーシップ(TPP)協定のメリット②~

TPPが2月に締結されました。アジア太平洋地域に属する計12カ国(日本、米国、カナダ、メキシコ、ペルー、チリ、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランド)による巨大な自由貿易地域の実現に向けた大きな一歩となったのです。

TPPが貿易にあたえる影響とはなにか。メリットとは?TPPを3回にわたり考察するシリーズの2回目です。

TPPが実現すれば、北米自由貿易協定(NAFTA)により米国、カナダ、メキシコの間で形成されてきたサプライチェーンへのアジア諸国の融合が起こると予想されます。どういうことでしょうか。自動車産業を例に挙げてまずはNAFTAのサプライチェーン形成を説明します。多くの欧米や日本の自動車メーカーが安い労働力を求めてメキシコへ進出しています。メキシコでの生産のもう一つのメリットとして、NAFTAを利用することで米国やカナダ向けに無税で完成車を輸出できるという点が挙げられます。ただし、そのためには相当な価値の原料や部品をNAFTA加盟国から調達しなければいけないというルールがあります。これを原産地規則といいます。米国やカナダへの輸出を狙う企業は、原産地規則を守るためにNAFTA域内から原料・部品を調達することで、三カ国間のサプライチェーンを形成してきたのです。

TPPの発効でこのNAFTAサプライチェーンとアジア諸国の融合が起こる可能性があります。メキシコの現地メーカーは、NAFTAかTPPのいずれかの協定を選んでそれぞれの原産地規則を遵守することになります。TPPを選べば、原料や部品調達先の選択肢を米国やカナダのみならず、TPP加盟国全体に広げることができます。すなわち、アジアの日本、マレーシア、ベトナム、中南米のペルーやチリなど、どのTPP参加国から原料や部品を無税で調達し、メキシコで完成車を製造して米国へ輸出しても関税の減免措置を受けることができるようになるのです。メキシコの現地企業にとっては調達先の選択肢が広がることを意味します。日本や東南アジアで一大サプライチェーンを形成してきた日本企業にとっては、アジアから対メキシコ輸出を増やすチャンスとなります。

「米国もTPP加盟国。メキシコを介さずとも日本から完成車を直接輸出すればいいのでは」、という声が聞こえてきそうです。残念ながら、日本車の競争力を警戒する米国は、TPPが発効してもしばらくのあいだは日本からの輸入に対して関税を引き下げません。したがって、米国に無税で自動車を輸出できる拠点の一つであるメキシコの生産工場の重要性が増していくと考えられます。

ポイント2.キューバ市場接近には十分な準備を

オバマ大統領が21日にキューバを訪問します。現職の大統領が同国を訪問するのはじつに88年ぶりとのことです。2014年12月のオバマ大統領による歴史的な発表以来、米国政府は国交正常化を目指してキューバ政府と協議を進めています。同時に、対キューバ輸出、送金、渡航制限などの部分的な緩和措置を相次いで導入しています。経済改革を進めるキューバも海外から投資を呼び込もうとマリエル開発特区や投資法を整備してきました。

外国企業の中には両国の歩み寄りの動きを好機と捉えて貿易や進出を検討しはじめるところが見られます。しかし、キューバでのビジネスには多くの障壁が残っています。まずは米国の禁輸措置含む対キューバ制裁法の存在です。全面的な禁輸解除には米国議会による法改正を必要とし、これには相当時間がかかると思われます。現政権が築いてきた国交正常化の流れが次期大統領にしっかりと引き継がれるか、というリスクもあります。キューバ側にも問題があります。ラウル・カストロ国家評議会議長は経済改革を進めているとはいえ、国家評議会が正常化に向けて一枚岩かといえばそうではないようです。市場開放にはアレルギー反応が残ります。また、キューバへの進出には政府系企業との合弁が求められますし、投資許可の取得にはキューバ政府の意向が大きく働きます。いわゆる「人治国家」でのビジネスリスクもあります。

キューバ市場の魅力とは何でしょう。東南アジアでいえばミャンマー程度の市場ですが、そこが「未開拓」であることではないでしょうか。米国企業のプレゼンスがない国は世界中見渡しても多くはありません。米国・キューバ間の国交正常化の動き、キューバのビジネス環境の変化などに十分な注意を払いつつ、米国企業に先手を打つ準備を進めることが重要かと思われます。

一口スペイン語講座:動詞の活用――スペイン語学習の大きな壁

スペイン語は動詞の活用が英語と比べてはるかに複雑です。これがスペイン語を学習する上で大きな難関となります。英語の動詞(現在)の活用は三人称単数の場合に語尾に「s」をつけるくらいですが、スペイン語では主語に応じてすべて変形します。前回のニュースレターでご紹介した、特徴や性格を表すbe動詞の「ser」は以下の通り変化します。

一人称単数(私は) Yo soy

親しい間柄の二人称単数(君は) Tú eres

二人称・三人称単数(あなたは・彼は・彼女は) Usted/El/Ella es

一人称複数(私たちは)   Nosotros somos

二人称・三人称複数 (あなた達は、彼らは・彼女らは) Ustedes/Ellos/Ellas son

「私は日本人です」は「Yo soy japonés」、「君は生徒だ」は「Tú eres estudiante」という具合に変化します。これに、スペイン本国では親しい間柄の二人称複数(君たちは)の「Vosotros sois」が加わるから大変です。

これだけ動詞を変化させるのには何か利点があるのでしょうか?スペイン語に慣れてくると、いちいち主語を言わなくなります。上記の例文ですと「Soy japonés」や「Eres estudiante」という具合です。人称に合わせて変化するため、動詞を聞けば誰のことを言っているのか分かる、というわけです。

そのほかの利点は・・・うーん、正直見当たりませんね(笑)。

お問合せ等ありましたら水野(rmizuno@twinc.com <mailto:rmizuno@twinc.com)までお気軽にご連絡ください> )までお気軽にご連絡ください。