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ニュースレター第七号 5/16/2016

 

このたびの熊本県を中心とする震災に関しまして、被災地の皆様および関係者の方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

目次:

1.中南米市場、ここがポイント

2.一口スペイン語講座:「Hola!」は万能な挨拶

3.TWI GLOBAL BUSINESS事業案内

―― 米国及び中南米向けマーケットリサーチ・コンサルティングサービスをご提供

 

1.中南米市場、ここがポイント

TWI GLOBAL BUSINESSは米州地域の政治経済やビジネスに関する記事を皆様にお送りしています。

 

ポイント1.メキシコの治安対策費用は売り上げの12%に達する外国企業も

メキシコの2015年の対内直接投資額は前年比10.7%増となる2838,230万ドルを記録しました。投資国別では1位の米国、2位のスペインに加えて3位の日本が健闘しました。日本企業は米国の現地法人を通じて投資するケースが少なくなく、現地でのプレゼンスは数字以上であることは疑いありません。現地の日系企業の景気の見方は良好です。ジェトロ「2015年度中南米進出日系企業実態調査」によると、2015年の在メキシコ日系企業の業況感(DI値:営業利益見込みが前年に比べて「改善」と答えた比率から「悪化」と答えた比率を引いた数値)は47.4ポイントにのぼります(有効回答数:135社)。これは世界各国における同様の調査結果の中で最も高い数字です。2016年のDI値にいたっては59.3ポイントとさらに高くなっており、メキシコ市場に対する期待の高さがうかがえます。

他方、課題も少なくありません。現地企業にとって代表的なリスクが治安問題です。上記調査の結果、「外国人・企業を対象とした犯罪(殺傷害、強盗等)」を経営上のリスクに挙げる日系企業の割合は48.1%にのぼりました。この数字は37.5%のブラジル、33.3%のコロンビアだけでなく、政情不安の悪化が心配されるベネズエラの46.7%も上回ります。

治安対策にかかる費用はばかにならないようです。メキシコの国家民間セキュリティー審議会(CNSP)の試算によると、現地の外国企業が強盗などの犯罪対策にかける費用の年間売上額に占める割合は812%にのぼります。日系自動車メーカーが集積する中部高原地帯は比較的安全といわれていますが、それでも強盗や盗難といった軽犯罪の件数は増加傾向にあり、各企業はオフィスや工場、運送における警備の強化を余儀なくされています。

国内の麻薬組織に対して強硬姿勢をとった前政権の政策とは一線を画し、「暴力の減少」を目標に対策を取るペニャニエト政権ですが、まだまだ治安の改善には程遠い状況です。期待の高いメキシコ市場ですが、引き続き現地企業には治安対策への取り組みが求められると考えられます。

 

ポイント2.またもマイアミがトップに ― 中南米ビジネス拠点の考察① ―

チリのビジネス誌AmericaEconomiaが毎年発表する中南米地域の「ビジネスに最適な都市」の2016年版が公表されました。国際線便数・乗客数、人的資源、宿泊施設、金融や企業向けサービス業の充実などの指標や大企業トップへのインタビューに基づき、中南米地域の主要都市のビジネス環境をランク付けするという内容のものです。

2位のチリ・サンティアゴ、3位のメキシコシティー、4位のサンパウロ、5位のコロンビア・ボゴタなどの大都市を抑えてトップに輝いたのは米国のマイアミでした(米国ではマイアミのみが調査対象)。じつはマイアミは同調査で過去数年間1位をキープしています。

「美しい海」「リゾート」といったイメージが先行しがちなフロリダ州南端の都市マイアミですが、中南米ビジネスのための優れた環境を提供するという、異なる一面も持ち合わせます。充実した交通・運輸インフラ、豊富なヒスパニック系人材や各種ビジネスサービスなどを利用して、欧米系を中心に多くの企業がこの都市に地域統括拠点を構えています。

次号から3回にわたり、「中南米の首都」マイアミの魅力に迫りたいと思います。

 

2.一口スペイン語講座:「¡Hola!」は万能の挨拶

今回は挨拶について。米国在住の方でしたらヒスパニック系の会話で耳にしたことがあるかもしれませんが、スペイン語の挨拶は「¡Hola!(やあ!、オーラ)」から始まります。朝昼夜問わず、どの国でも挨拶は「¡Hola!」からです。中南米諸国はフレンドリーな人が多く、道行く人でも目があえば挨拶します。店に入る時も、だれかの家を訪ねる時も、「¡Hola!」から入りましょう。

その後には色々な言葉が続きます。朝には「Buenos días.(おはようございます、ブエノス・ディーアス)」、午後ですと「Buenas tardes.(こんにちは、ブエナス・タルデス)」、夜には「Buenas noches.(こんばんは、ブエナス・ノーチェス)」などです。

また、「お元気ですか?」は「¿Cómo está (usted)?(コモ・エスタ・ウステ)」が代表的です。これが親しい間柄ですと「¿Cómo estás (tú)?(元気?、コモ・エスタス・トゥ)」と微妙に変化します。このほかは「¿Qué tal?(どうした?、ケ・タル)」ですね。¿Qué tal?は相手によって動詞を変化させる必要がありません。また、「¿Cómo está?」、「¿Cómo estás?」、「¿Qué tal?」は状態や状況をたずねる言葉です。ですので聞かれた場合は「Yo estoy bien, gracias(元気です。ありがとう、ジョ・エストイ・ビエン、グラシアス)」と返すのが一般的です。あるいはその後に「¿Y usted (tú)?(あなたはどう?イ・ウステ(トゥ)?)」と聞き返すのが丁寧です。

いずれにせよ、挨拶は「Hola!」から始まります。

 

3.TWI GLOBAL BUSINESS事業案内

世界一の経済規模を誇る米国、その南には新興市場の中南米地域が広がります。

これら有望市場へのアプローチの際には言語・文化の違い、地理的距離、異なるビジネス慣習といった多くの障壁に直面します。

米国・中南米に関心はあるものの、足がかりを見い出せずにお困りの方。現地取引相手やパートナーのサーチ、市場調査、進出のための事前調査などをご希望の方はいらっしゃいませんか?

TWI Global BusinessDiv. of Teruko Weinberg, Inc.)では10年以上の中南米での経験、同地域に幅広いネットワークを持つスタッフがお客様のビジネスを全力でサポート致します。どうかお気軽にお問い合わせください。

 

担当者:Executive Researcher/Consultant 水野 亮

経歴:米国、ブラジル、ドミニカ共和国、ニカラグア、タイなどにおいて政府機関やマーケットリサーチ会社での駐在経験、前職の日本貿易振興機構(ジェトロ)在勤中には東京本部やニューヨーク事務所にて中南米・米国市場や通商政策などに関する調査業務に従事。中南米・米国地域に幅広い人脈を有する。米コロンビア大学国際関係・公共政策大学院卒。著書には「中南米ビジネス拠点の比較と米国企業の活用事例」「米国からの中南米市場戦略」「FTAガイドブック2007」「FTA新時代」「ブラジルの電力危機」など多数。

 

事業概要:戦略策定支援、リサーチ、現地パートナーとの仲介、輸出入促進支援、コンサルティング、信用調査・デュー・デリジェンス、情報提供サービスやセミナー含む各種イベントの開催など

 

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