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ニュースレター第11 7/18/2016

 

目次:

1.中南米市場、ここがポイント

2.TWI GLOBAL BUSINESS事業案内

―― 米国及び中南米向けマーケットリサーチ・コンサルティングサービスをご提供

 

1.中南米市場、ここがポイント

TWI GLOBAL BUSINESSは米州地域の政治経済やビジネスに関する記事を皆様にお送りしています。

 

トピック1.ベネズエラの未来やいかに ―日本貿易振興機構(ジェトロ)の専門家に聞く―

高まる債務不履行(デフォルト)リスク、モノ不足・物価の高騰、野党による大統領罷免手続きの動き――ベネズエラ情勢の悪化が報じられています。この国の未来やいかに。ジェトロ・カラカス事務所の松浦健太郎所長にお聞きしました。二回に分けてお送りします。

 

Q1.デフォルトは時間の問題との報道が多いようです。マドゥロ政権は輸入管理の強化で事態を回避しているようです。しかし、輸入管理によりモノ不足や高インフレが国民の生活を圧迫しています。原油価格がこのまま好転しないと仮定すれば、デフォルトに陥る日はそれほど遠くないのでは。

A.モノ不足や物価の高騰などは国内に外貨が回っていない結果。言い換えれば、債務支払いのために政府が外貨を温存している証拠といえます。経済悪化に対する国民の不満は高まっていますが、政権や軍部は民衆を何とか抑えています。このままいけば年内のデフォルトを避けられると考えます。

 

Q2.しかし、その方針のために国内経済は混乱しています。デフォルトを回避しつつ、経済の悪化を食い止める策は現政権にあるのでしょうか。

A.中長期的(一年以上)に見れば、国内経済浮揚の可能性もあります。外貨不足で国内の生産、投資がままならない状況の中、政府は(1)価格統制品の品目・料金見直し、(2)投資拡大に貢献する民間資本への優遇条件のオファー、(3)通貨ボリバル安への移行など、民間企業の投資や輸出促進策を打ち出しています。

2016年内に状況が好転するとは思いませんが、新施策がうまくいけば2017年には改善のきざしがみられるのではないかと思います。

 

Q3.新施策の通貨ボリバル安への移行や価格統制品の料金見直しなどはインフレの加速につながりますし、輸入や為替管理がある以上、外国企業の投資促進はうまくいかないのではないかと考えられますが。

A.確かに懐疑的な面はあります。一方で、原油価格は上昇局面にありますし、ベネズエラは他の国にはない豊富な資源を有しています。原油以外の天然ガス、鉄鉱石、ボーキサイト、金、石炭などがそれです。金などの埋蔵量は世界でもトップクラスと言われています。

資源ビジネスへの好条件での参画の話を持ち掛ければ、リスクをとっても投資しようという国は中国をはじめ多少はあるのではないかと思います。

 

2.TWI GLOBAL BUSINESS事業案内

世界一の経済規模を誇る米国、その南には新興市場の中南米地域が広がります。

これら有望市場へのアプローチの際には言語・文化の違い、地理的距離、異なるビジネス慣習といった多くの障壁に直面します。

米国・中南米に関心はあるものの、足がかりを見い出せずにお困りの方。現地取引相手やパートナーのサーチ、市場調査、進出のための事前調査などをご希望の方はいらっしゃいませんか?

TWI Global BusinessDiv. of Teruko Weinberg, Inc.)では10年以上の中南米での経験、同地域に幅広いネットワークを持つスタッフがお客様のビジネスを全力でサポート致します。どうかお気軽にお問い合わせください。

 

担当者:Executive Researcher/Consultant 水野 亮

経歴:米国、ブラジル、ドミニカ共和国、ニカラグア、タイなどにおいて政府機関やマーケットリサーチ会社での駐在経験、前職の日本貿易振興機構(ジェトロ)在勤中には東京本部やニューヨーク事務所にて中南米・米国市場や通商政策などに関する調査業務に従事。中南米・米国地域に幅広い人脈を有する。米コロンビア大学国際関係・公共政策大学院卒。著書には「中南米ビジネス拠点の比較と米国企業の活用事例」「米国からの中南米市場戦略」「FTAガイドブック2007」「FTA新時代」「ブラジルの電力危機」など多数。

 

事業概要:戦略策定支援、リサーチ、現地パートナーとの仲介、輸出入促進支援、コンサルティング、信用調査・デュー・デリジェンス、情報提供サービスやセミナー含む各種イベントの開催など

 

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